上野・アメ横エリアが外国人観光客から人気を集めている主な理由を見ていきましょう。
上野・アメ横にあるお店では、キャッシュレス決済が一般化していますが、日本国内で一般的に流通しているキャッシュレス決済だけではなく、主に海外で流通しているキャッシュレス決済ができるお店が多いことも、外国人の人気を集めている理由の1つと言えます。 例えば、上野・アメ横には中国からの観光客が多く訪れていますが、中国で広く浸透している「WeChatPay」を利用できるお店もたくさん見られます。
日本のB級グルメを手頃な価格で楽しめる点も、上野・アメ横が外国人観光客から人気の理由の1つ。上野・アメ横周辺を散策すると、シーフードやたこ焼きなど、外国人観光客でも抵抗なく楽しめる日本のB級グルメを提供しているお店がたくさんあります。日本人にとっては特に珍しくないお店でも、外国人にとっては日本文化を感じられるエキゾチックな体験を得られるのでしょう。
東京駅や新宿駅、渋谷駅などのターミナルからのアクセスが良いことに加え、成田空港や羽田空港からも約1時間で到着するなど、そのアクセスの良さも上野が人気の理由のようです。 空港から1時間と聞くと、日本人には「遠いのでは?」と感じるかもしれませんが、多くの外国人にとって、空港から1時間で行ける場所は「近い」と感じるでしょう。
外国人か日本人かに関わらず、上野は都内でも有数の人気エリア。上野が広く人気を集めている主な理由を2つほど考察してみました。
上野駅周辺の景色やアメ横に立ち並ぶ壮観な商店街も観光資源そのものですが、ほかにも上野には歴史的建造物や文化的施設など、国内外にアピールできる多くの観光資源があります。 例えば寛永寺。徳川将軍家の菩提寺でもあり、歴代15人の将軍のうち6人が寛永寺に眠ります。上野東照宮や清水堂なども、上野を代表する歴史的建造物です。 また、国立西洋美術館や国立科学博物館、東京文化会館など、それぞれ単独でも十分に観光客を呼べる巨大施設が上野エリアに点在。昨今では官民一体となって上野・文化の杜構想を推進して周辺環境の整備を進めるなど、上野を文化の街としてアピール動きも見られています。 もとより、上野動物園や上野公園などは、古くから全国の多くの観光客を呼び込む拠点。急速に変貌を続ける上野ですが、上野動物園や上野公園は、ふと東京に立ち寄った年配の方々でも、心から安心して訪れることのできる古き良き場所でもあります。
もともと中高年向けの商店や飲食店が多く、渋谷や新宿などに比べると、上野は若者の比率が少ないエリアと考えられていますが、近年、そんな上野が急速な変貌を遂げようとしています。 2017年11月、上野の新たなランドマークとして、上野フロンティアタワーが開業しました。松坂屋、パルコヤ、TOHOシネマズ、オフィスなどが入る地上23階建ての複合ビルです。 パルコヤは、渋谷や吉祥寺、池袋などの若者の街で成功を収めているパルコ系列のショッピングモール。若者向けの施設であることが広く認知されているモールです。あえて上野に開業することで、上野へ多くの若者を流入させようと意図しているのでしょう。TOHOシネマズの開業にも同様の意図が感じられます。 他にも、上野駅周辺の歩行者動線の再開発など、若い年齢層を呼び込むための様々な取り組みが見られています。再開発の進捗とともに、上野にはますます多くの若者が流入するようになるでしょう。
このように、上野には外国人が集まるような施設・環境がそろっています。上野の英会話教室に通うことで外国人と話せる機会も増えるかもしれません。是非検討してみてはいかがでしょうか。